「ソニー(SONY)」 ロゴ・ロゴマークの変遷

「ウォークマン」などのオーディオ機器や家庭用ゲーム機「プレイステーション」で有名な企業「ソニー(SONY)」のロゴ・ロゴマークの変遷について解説します。

ソニー(SONY)とロゴ(Ⅰ):社名の由来

ソニーの前身は、井深大(いぶかまさる)と盛田昭夫(もりたあきお)の二人が、1946年に「東京通信工業」として創業しました。

東京通信工業(後のソニー)創業者、井深大社長
出典:www2.dokidoki.ne.jp

東京通信工業(後のソニー)創業者、盛田昭夫
出典:
engineer-shukatu.jp

しかし、その後に海外市場を求めた同社は、「東京通信工業」というブランド名は、海外で通用しないと考えるようになりました。

東京通信工業のロゴ

そこで、井深大と盛田昭夫の二人は、四文字程度で、世界のどこでも同じ発音で読まれ、耳に残る音が心地よいブランド名を検討することにしました。

具体的な案として、

  1. 東京通信工業の略称である「東通工」に英語を当てた、「Tokyo Tele-tech」や「Tokyo Tele-Communication」
  2. 「東通工」の頭文字「TTK」

などを候補に挙げましたが、決定には至りませんでした。

そんな時、井深と盛田は、「音」の英語である「SOUND」の語源が、ラテン語の「SONUS」であることに注目しました。

折しもその時代、「かわいい坊や」の意味で、「SONNY BOY」という言葉が流行しており、そこから「SONNY」という造語をひらめきました。

しかし、「SONNY」では、「ソンニー」と読まれかねず、また「ソン」が「損」に通じるとして、「N」を外した「SONY」の綴りが生まれました。

この新たなブランド名は、トランジスタラジオを発売した1955年に商標登録され、1958年に社名になりました。

ソニー(SONY)とロゴ(Ⅱ):ロゴの変遷

1955年、ソニーの初代ロゴが誕生しました。

ソニーの初代ロゴ

1957年に、ソニーの2代目ロゴが誕生しました。

ソニーの2代目ロゴ

1961年、香港の一等地に日本企業として初めてネオンサインを掲げることになり、従来よりも太い書体の3代目ロゴに変更されました。

ソニーの3代目ロゴ

1962年、ソニーの3代目ロゴが誕生しました。

ソニーの4代目ロゴ

1969年、ソニーの5代目ロゴが誕生しました。

ソニーの5代目ロゴ

1973年、ソニーの6代目ロゴが誕生して、現在に至ります。

ソニーの6代目ロゴ

その後、創立35周年を迎えた1981年、「新しいロゴをつくろう」ということになり、世界中からデザインを公募しました。

その結果、英国、ヨーロッパ、南北アメリカ、日本、アジアから約3万件のエントリーがあり、最終的に3名の公募案が受賞しました。

受賞したソニーの公募案その(1)
出典:www.fastcompany.com

受賞したソニーの公募案その(2)
出典:www.fastcompany.com

受賞したソニーの公募案その(3)
出典:www.fastcompany.com

ところが、井深と盛田はやはり6代目マークのほうが「軽快で良い」となり、現在まで受け継がれています。

ソニー(SONY)とロゴ(Ⅲ):ソニーの画期的製品の歴史

これまでソニーが発売してきた製品の数々は、世間を驚かせるような画期的なものばかりでした。ここでは、ソニーの画期的製品の歴史を辿ります。

1955年、ソニーは日本初のトランジスタラジオ「TR-55」を発売しました。

ソニーのトランジスタラジオ「TR-55」
出典:sony.co.jp

1979年、若者をターゲットとして、ヘッドフォンを装着し、歩きながら音楽を聴けるという、携帯型カセットテーププレイヤー、ウォークマン「TPS-L2」を発売しました。

ソニーのウォークマン「TPS-L2」
出典:
sony.co.jp

ソニーのウォークマン「TPS-L2」の広告
出典:
www.xataka.com

ウォークマンは、これまでのオーディオ製品の常識を覆し、全世界で大ヒットを記録しました。

1984年に、ソニーは世界初のポータブルCDプレイヤー「D-50」を発売しました。

ソニーのポータブルCDプレイヤー「D-50」
出典:www.xataka.com

1993年には、「ソニー・コンピュータエンタテインメント」という会社を新たに設立し、家庭用ゲーム事業に参入を果たしました。そこで生まれた大ヒット製品が、「プレイステーション」という家庭用ゲーム機でした。

プレイステーション(1993年発売)
出典:joshinweb.jp

プレイステーション2(2000年発売)
出典:
amazon.co.jp

プレイステーション3(2006年発売)
出典:amazon.co.jp

プレイステーション4(2013年発売)
出典:sony.co.jp

1999年、子犬型ペットロボットAIBO「ERS-110」を発売し、日本で大ヒットを記録しました。

アイボ「 ERS-110」(1999年発売)
出典:amazon.co.jp

アイボ「 ERS-210」(2000年発売)
出典:
the360.life

アイボ「ERS-220」(2001年発売)
出典:
the360.life

アイボ「 ERS-311」(2001年発売)
出典:
buyking-web.com

アイボ「 ERS-31L」(2002年発売)
出典:
the360.life

アイボ「 ERS-7」(2005年発売)
出典:
xtech.nikkei.com

アイボ「ERS-1000」(2017年発売)
出典:
aibo.sony.jp

2003年、当時世界初のBDレコーダー「BDZ-S77」を発売しました。

ブルーレイ・ディスクレコーダー「BDZ-S77」
出典:av.watch.impress.co.jp

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3)https://www.sony.jp/